GUILTY GEAR

ゲーム概要

『GUILTY GEAR [the missing link]』は、アークシステムワークスが手掛けた2D対戦型格闘ゲームです。1998年5月14日にPlayStation向けにリリースされ、その後1999年には廉価版である『GUILTY GEAR 復刻版』も登場しました。また、2007年からはゲームアーカイブスを通じて、さらには2019年よりPlayStation 4|PlayStation_4、Nintendo Switch、Steamなどでもダウンロード販売が行われています。

本作では、チャージキャンセルを使った永久コンボや一撃必殺技が特徴的で、ゲームシステムが初期から数多くの独自要素を取り入れています。操作性や連続技の爽快感、そして印象的なキャラクターやその世界観が相まって、徐々に人気を集めました。特にCPU戦の難易度は非常に高く、難易度を設定するオプションもなく、プレイヤーにとって挑戦が求められます。

開発が進む中で、当初はシリコングラフィックスのワークステーションを使用したプリレンダリングCGを想定していましたが、予算の関係で一部キャラクターの音声もスタッフが担当することになりました。ストーリーは後に続編として発表される『GUILTY GEAR X』『GUILTY GEAR XX』や『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』などにつながるもので、シリーズ全体の基盤が築かれることとなります。特に『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』は、対戦型格闘ゲームではなくリアルタイムストラテジー要素を組み込んだアクションゲームです。

ストーリー

物語は22世紀に始まります。人類は無限のエネルギーを生み出す「魔法」の理論を確立したものの、各地での紛争は依然として続き、やがて生体兵器「ギア」が誕生します。その中でも特に強大な存在である「ジャスティス」は、自らの意志ですべてのギアを支配し、人類に対して宣戦布告を行います。これに対抗するために聖騎士団が結成され、100年間にわたる「聖戦」が勃発します。人類はジャスティスを封印することに成功しますが、その5年後、復活を予兆する妖気が世界を覆います。それを受け、国際連合は「第二次聖騎士団」を結成し、選考武道大会を開催します。

第二次聖騎士団員選考武道大会

大会の異様な雰囲気を感じ取ったソルとカイは参加を決意します。やがて、大会が人型ギアのテスタメントによって仕組まれた儀式であることに気づきます。ソルは復活したジャスティスとの決戦に挑み、その激しい戦闘の末にジャスティスを倒します。しかし、驚くことにジャスティスはソルを制御できませんでした。その理由は、ソルが以前にジャスティスと同様に改造されたギアのプロトタイプであったためです。最後に、ジャスティスは「また、語り合おう……3人でな」と意味深な言葉を残し、息を引き取ります。これに応じて、ソルは自らの運命を知りつつ、ギアの創造者を討伐することを誓います。

登場キャラクター

本作には個性豊かなキャラクターが多数登場します。元賞金稼ぎのソル＝バッドガイ、聖騎士団のリーダーであるカイ＝キスク、快賊に育てられた孤児のメイ、組織を離れた元暗殺者のミリア＝レイジなど、各キャラクターには独自の背景や動機があります。

また、ジャスティスは本作のラストボスとして登場し、強大な力を持つ完成形ギアです。プレイヤーは特定の条件を満たすことで彼らを使用できるため、多彩な戦略を試すことが可能です。同様に、隠しキャラクターの梅喧は、復讐を誓った剣士であり、強烈に印象に残るキャラクターです。

総じて、『GUILTY GEAR [the missing link]』は独自のストーリーやキャラクター設定とともに、プレイヤーに挑戦し続けるゲーム体験を提供します。

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